ATCカップ彩湖道満トライアスロン
本命レースも直前に迫った矢崎選手の調整レースレポートです
大 会 名 第37回彩湖道満トライアスロン大会
天 候 雨時々曇り 強風あり
気 温 29度 水温28.8℃
距 離 スイム:1.5㎞ バイク:42km(悪天候のため例年の半分) ラン23.45㎞
制限時間 5:00:00
参加人数 94名(完走率63.8%)
リザルト 3時間34分19秒 総合8位(年代別4位)
佐渡調整レース第3戦。
暑さ対策と実戦による最終確認のため参加・・の筈が台風直撃の影響で別な意味でのトレーニングに、雨と強風対策としては充分な成果を得られました。
去年も参加しましたが今年は台風直撃前に競技を終わらせるためバイク82→41㎞、制限時間1時間半短縮の5時間以内完走に変更。スイムの足切りは35分そのままなので苦手な自分としては厳しい。完泳さえ出来ればバイクとランで取り返せるので完走は出来る筈。
各競技のレポート
会場入り
ウォームアップも兼ねてTTバイクで自走。距離約30㎞、DHポジションは封印、取り付け部品が繊細で背負う荷物の重量でポジションが下がるため。
到着後バイクラックの準備を済ませてスイムスタート地点へ、ラックから遠い(1.8㎞)のでシューズをスイムゴールに置いてサンダルで向かう。
スイム
端から一方通行の1.5㎞、水の透明度が低い彩湖だが今年は雨と強風のため濁り具合が一段上。
コースの端は浅くクロールで掻いた手の先が底に触れるのに肉眼で確認出来ない。
おまけに向かい風で貯水槽なのに波が発生、スイム苦手な自分としてはまさに逆風。波を避けるため潜ると視界不良に成るため左右呼吸とヘッドアップで位置確認しつつ何とか前進、制限時間以内の完泳を目指し必死にゴールへ。
今回呼吸法を変更し口をすぼめて息の出し入れを強めに意識。彩湖の水を飲まないための対策ですがしっかりした呼吸がしやすくなり終盤助かりました。
制限時間残り1分半弱でようやくゴール、用意したシューズを履いてバイクラックまでダッシュ。強風で例年ラックの草むらに敷かれたマットが撤去、草木で足を切らないためにも用意して正解。
スイムアップ 1.5㎞33分33秒 52位
バイク
土手の上道(コースマップの写真のバツ印)が廃止になり下道直線一周5㎞の直線コース8往復、強風のため行きは追風帰り向かい風。トライアスロンと言うよりTTバイクの記録会に近い。
今回に望みハイハンズバーを中心としたポジション調整と首と肩甲骨の柔軟を徹底。チェーンも決戦用に交換、店長さん機材提供調整とストレッチのアドバイスありがとうございます。
暑さ対策として手足にアームとレッグカバー装着。ボトルはモルテンとOS-1、フラスコにアミノバイタル。
距離が半分なのでスイムでの遅れを取り戻すべく終始全力、時折雨が降るも気温は高めなのでアームカバーによる冷却は効果大、路面は終始濡れ道幅も狭いため前走者を抜かす際には常に声かけを心掛ける。
ボジション調整の成果は遺憾無く発揮され悪条件の中追い風時速50㎞弱まで速度を上げる。向かい風では更に強みを発揮して常に33㎞オーバー、前走者を次々にとらえつつゴールへ。
今回トライアスロンのバイクパートで始めて一桁台の順位を獲得、バイク調整も上手く行きようやくcerveloとハイハンズバーの性能を十全に発揮出来たと感じました。
バイクパート 41㎞1時間16分11秒
種目別順位8位 通過順位15位(37人抜き)
ラン
彩湖の周りを5周回の23.45㎞、今回バイクパート短縮で必然的にランパートの比重が高い(オリンピックディスタンスでランだけ距離2倍以上)。ランが得意な自分としては大歓迎。アームとレッグカバーはバイクに引き続き装着、雨対策で帽子、塩とアミノバイタルジェルは用意したものの雨のため不使用、補給はエイドのコーラのみ、佐渡を想定してあえてエイドでは立ち止まる。
1周目~3週目までキロ4分15~30秒をキープ、前走者を見つける度力が湧くのは何時もの事、1人ずつ抜かして前へ。アームカバーと雨のお陰で暑さは問題無し。
4周目で1人抜かした前走者に追い付かれ順位を下げるものの4分15~20秒をキープしつつ食らい付く。
ラスト1周でペースをキロ4分に上げて再び順位を上げ更に1人抜かす、ゴール直前でまた1人捕らえたもののラストスパートで離されゴール。あと2人抜かせれば年代別入賞でしたが現時点では上出来です。
ランパート 23.45㎞1時間44分35秒
種目別順位6位 総合8位(7人抜き)年代別4位
帰宅も自走。雨は降るものの台風のピーク前には帰宅。約30km。
総括
佐渡前の実戦練習として申し分ない成果が得られました。特にバイクはハイハンズバーのポジションと補給食の変更が上手く行き後のランパートでも足のつりも無く本番が楽しみです。スイムは自然条件での泳ぎに難ありでいかに体力を押さえつつ次のパートに移れるかが課題です。後3週間でスピードアップは難しいので。
レース後ランで抜きあいをした選手の方とお話しましたがその方も佐渡出場組でした。参加者の中には佐渡前の腕試しで参加される方も結構多く各々が確かな成果や改善点を確認出来た模様、ちょっとした前哨戦でした。
追記
佐渡大会前の最大最後の難関として島に入る前の抗原検査が必須となりました。
自分も前日の検査の予約はとりました。
陽性の場合は大会参加不可ですが島民の皆様の安全のためには致し方無し。
万全の体制を整えて望んではおりますが万が一の可能性もあります。参加の有無にかかわらず報告は必ず上げますので今後もよろしくお願いします。