【初出場の沖縄で好成績を残した岩村選手からレースレポートが届きました‼︎】

初出場の沖縄で好成績を残した岩村選手からレースレポートが届きました‼︎

ツール・ド・おきなわ 100km アンダー39

【コースのルートラボ】http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch…

【リザルト】
http://www.tour-de-okinawa.jp/RESU…/28th_Annual_Meeting.html

今シーズン通しての目標だった市民レーサーの甲子園、ツール・ド・おきなわ
本島の北端から名護まで南下する107kmのロードレース。獲得標高は1930m。
スタート直後の登り、海岸線の平坦、山岳賞が設定されている(と思っていた)やんばるの山、ハイスピードなダウンヒル…総合力が問われるコース設定。登りだけ登れても通用しないことは今年3月の時点で現地で体感していた為、今シーズンは「脱クライマー」をコンセプトにトレーニングを積んできた。

日が昇る前にホテルから移動し10時前に整列、シード権を握っている選手の後ろおよそ70番辺りに並ぶ、あまり緊張は無かった。

20分早まった10:10、レーススタート

スタート直後から2キロの登り、短く斜度も緩いがここで遅れる選手に巻き込まれると困るので、アップがてら前に出る。
海岸線の平坦では右から来る海風の影響を考えて集団の左側に。前に前にと選手が流れている反対側は落ち着きがなく危険…こちらに居たことで相対的に一旦順位を落としたが、コースをよく知っていたのでそのままの位置で落ち着いて与那の登りへ突入、ここまでで約20km。

先に出走したカテゴリの脱落者パックを幾つもパスして7km先の山頂を目指す。登れない同カテゴリが遅れる中で、特に問題なくで集団前方に。
山岳賞があるのかどうか微妙だったので隣に確認をすると、無い。残念賞。
8番手で山頂を超え高速ダウンヒルへ、フルームごっこしながら無理に割り込んでくる選手や、減速が遅れて大きく膨らむ選手多数でかなり苦戦。ローハイトのホイールだったらここで遅れていたかもしれない。
一度下りきりまたすぐ6kmの登り。
頂上で後ろを確認すると4、50人ほどの大所帯、20km程の緩やかな下りも積極的にローテーション回す選手が少なくペースが上がらない為前にでて牽引、平坦区間も僕含め8人程でローテを回す。これで予想以上に脚を使ってしまい登りがしんどくなってきた70km地点でリンク東北の選手が逃げたらしいが気付けず、誰かが逃げたという情報だけ入ってくる。
勝負所の羽地ダム。
手前の平坦で集団が加速。選手の数を徐々に減らし登り口へ、2人がアタックするが厳しい、山頂で追走集団からこぼれるが下りで5人のメイン集団に食いつき最後の直線県道58号線に進入。残り7km。
思ったより追走とは離されていなく、追いつこうとペースをあげ残り4km、コース最後の坂、通称イオン坂を登るが筋肉の限界を迎えてしまった。痙攣と硬直で曲がらなくなった脚を殴って曲げ、なんとかペダルを回せるようになった頃にはメイン集団は遠かった。
それでも残りの力を振り絞って、こぼれた一人を残り200mで抜きゴール。15位。

TIME 2:56:35:123
+TOP 03:00:97
AVE 33.97

今シーズン最後、学生最後、E-VAXで走る最後。今迄のレースに気持ちが入っていなかったわけではないが、いつも以上に気合いを入れてレースに臨んだ。
コンディションも機材も準備万端。地点通過順位を見てもわかるが、常に集団前方に構え、全力を出し切っての順位だったので、よく頑張ったと自分を労い納得した。

しかし学校やSNSで「おめでとう!」と応援してくれたたくさんの方々が言ってくれた。
なんか違うな、と、
気づいた。僕はまだ納得してなかった。
2位以下はビリと一緒。勝ちたかった。

来年からはとうとう社会人。
どのくらいの頻度でレースに出れるかまだわからないが、来年のツール・ド・おきなわを目標にまた努力を重ねて行くつもりだ。

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