前回はおそらく10年ちょっと前に、まだFirecrest(要するにワイド化)する前のモデルだった記憶がある。
ハブもスポークもシルバーで、それはそれでカッコ良かった。
当時はボーラは超高級品で、たしか定価で50万を軽く超えていた。
ZIPPは前後で30万くらいで、今と価格差はあまり無く、比較的手に入りやすいカーボンディープだった。
同じ価格帯ではEASTONとかもあって、かなり悩んでZIPPを買った。
当時はボーラのような超高級品以外ではカーボンリムといえばブレーキトラック部分の成型が悪く、ブレーキをかけるともこもこしてとても心地が悪かったものだ。
ロビー・マキュアンが使っていたりしてカッコ良かった。
その後、アップデートされ、代理店も変わりGI〇NTさんの傘下になり(2年くらいかな?)、価格は超高騰し手に入れにくい物になってしまった。
カンチェラーラの活躍もあり、ハブのベアリングやスポークの剛性、デカールやニップルのカラーが選べるZED TECHというオーダーシステムが立ち上がりかなり話題となった。
今のモデルはリムやハブ、スポークのモデルチェンジが繰り返され、当時所有していた物からは3世代くらい進化した。
もこもこリムもまっすぐに、フニャフニャの剛性感は割とコシが出るようになった。
ハブの回転は昔から変わらずスチール球なのに非常に軽い。
今回、このホイールを買うに至った訳は795に404をお借りして付けてみたところとても自然な挙動を示し、好感触だったためだ。
トルクをかけるとタメが効いて、回転数を上げると心地良くスピードが伸びていく。
重量が軽いおかげで登りでも好感触、ダンシングのリズムも取りやすい。
クリンチャーモデルはさらに剛性が高く、ガシガシ踏む人には非常に向いている。
NSWが登場したので、Firecrestはさらに世代遅れになってしまうかもだが、現役バリバリで戦える良いホイールだ。
フランスカラーになってしまいましたw
てんちょ~