【レースレポート】E-VAX活動報告矢崎選手:第42回全日本トライアスロン皆生大会

矢崎選手のトライアスロン参戦記

とうとう今年も矢崎選手のシーズンが本格的に始まりました!

今年の初戦は日本国内トライアスロン発祥の地、皆生大会

いつも通りボリュームたっぷりのレースレポートです☺

レースレポート

レース名:第42回全日本トライアスロン皆生大会

種  目:個人の部(スイム3.0㎞、バイク140㎞、ラン40㎞)

気温27℃(天候 雨)

リザルト:スイム1:12:54(402位) バイク4:49:43(60位) ラン3:33:17(25位)

トータル:9:35:54

結  果:総合40位(年代別4位)

初参戦、日本四大ロングの一角。今年のメインレース前半戦は鳥取県で行われる日本最初のトライアスロン大会。一年で最も蒸し暑いとされる7月前半にあえて行われる通称「灼熱の皆生」。

経験者からその地獄の有り様を聞くたび何時かは出場したいと心に誓い、昨年佐渡で納得のいく結果が出せたので今年出場を決意!

因みに去年の気温37℃、リタイア300人!熱中症警報が鳴り響く中行われた様子。

ただし今年は一日中雨で灼熱とは程遠い天気の中行われました。経験者曰く「雨の皆生はスピードレースになる」。皆生の参加者は古参が多く暑熱順化に特化した猛者が雨だとリミッターを外して全力で挑めるとの事、別の意味で厳しいレースと予想。

前日

トライアスロン発祥の記念碑と記念像を見学。彼等の勇気ある挑戦のお陰で現在我々もトライアスロンが楽しめています。前日は快晴でしたが当日は土砂降り……。

下見バスでバイクコース見学。皆生のコースは複雑で間違えやすく、特に3回通過するポイント(写真参照)で例年コースミスで失格者が出るとの事。「一度目は左、二度目は真っ直ぐです」とアドバイスを受ける。アップダウンやコーナーも多く雨だと危険。

そして皆生大会最大の特徴!車の通行止め無し!バイクでもランでも必ず道交法を守れとの事。違反者はマーシャルがチェックしており厳しい罰則有り(タイムペナルティ10分、2回で失格)。

トップ選手通過後1時間は競技者優先だがスイムの苦手な自分は確実に引っ掛かるので要注意。案内の方から場合によっては二段階右折する交差点がありますと聞いた時はトライアスロンの大会は一般の方々の生活空間をお借りして行われている事を改めて痛感。地元住民の皆様に心からの感謝を。

スタート前準備

皆生はバイクの前日委託が不可で当日ラックへ。ヘルメット等のバイク装備やバイザー等のラン装備は各々専用バックに納めて別のラックに。バイクにヘルメットを掛けるのは駄目。ゴール地点は別の場所なので着替え等をトラックに委託。バイク、ラン共にスペシャルドリンクを預けられるので利用(詳細は各項目で)。

スイム→バイク時は2ヵ所のラックを回るので導線チェック。アンクルバンドを受け取りスペシャルドリンクを預けウェットスーツを着ながらスイムチェックを受けて海へ。

スイム

海岸沿い往復3㎞、途中1.5㎞地点で陸に上がり折り返し。水温26℃。

コース図から見て潮の流れは左から右、行きが怖くて帰りはよいよい。

今回に挑むに辺り、

①肘を立てる

②肩甲骨を動かす

以上の動作を重点的にスイム練習を行って来ました。クロールひとかきの水量は少しは改善されてる筈。

行きは逆流なのでひたすらコバンザメ戦法!とにかく集団の中に混ざり多少蹴られても気にせず波に揺られるクラゲかコンブになりきり受け流す。集団から離された時は肘を立てる動作を意識して食らい付く。帰りは流れに乗りつつ戦略は一緒、順調にゴールへ。後の発表で行きの流れが存外に強くスイムでタイムアウトになり失格した選手が多かったとの事。自分も集団の力を借りなければ危なかったかも知れない……。

スイム 1:12:54(402位)

バイク

市街地から大山(だいせん)道路に続きアップダウン140㎞、カーブ多数、そして信号ストップ有りの過去最高の変則コース。

バイクは相棒のcervelo P-Series。そして今回HYPER D67のホイールを実践初投入。タイヤはAGILEST FASTとTPUチューブの組み合わせと装備面では言うこと無し。

ボトルはモルテン×1、ウルトラミネラルタブレット×1、水×1、予備のエネルギーとしてフラスコにアミノバイタル×8。終始雨のため落車の危険性を考慮してグローブ装着、トライアスロンの大会では初めて。

日焼けの心配は無いのでアームカバーは無し、装備すると冷却が強すぎるため。

90㎞地点でスペシャルドリンク設置可能なのでモルテン×1、ウルトラミネラルタブレット×1を用意。

トレーニングの面では空気抵抗軽減目的でバスタオルをお腹に仕込んで練習→腹に空間が出来たため12~1時のペダリングを強く意識する動作を心掛け、最終的にタオル無しでも空間を維持する姿勢を目指しました。勿論本大会ではタオル無しで。

コースの構成は大きく分けて二つ(写真参照)

①市街地約40㎞から大山ヒルクライム

②その後のアップダウン連続の通称「ジェットコースター」

①最初の平坦で快調なスタートを切るも10㎞程で早速信号の洗練。自分の前後10名程の選手の集団に、思わず「これが皆生か……」と呟くと信号地点のマーシャル含めて自分以外の全員がしたり顔、お馴染みの光景の様子。

青に変わり再スタート、ドラフティングにならない様に前に出る、HYPERの加速力を存分に発揮した所で今度は皆生名物「地下道くぐり」。交通規制免除のトップ選手であろうとバイクを降りて押して歩く。順番待ちなので譲り合いながら通過。

交差ポイント一度目大山上り、下見バスのアドバイス通り「一度目は左、一度目は左」と呟きながら左折。ヒルクライムでもHYPER+AGILESTの組み合わせは効果的で前方の選手を次々捉える。下りではスピードが出過ぎて危険なためブレーキ調整しながら慎重に。雨のためディスクブレーキの音なりが酷いが丁度よい警報音になり他の選手に距離を置かれる。

時折下り坂でブラインドカーブにも関わらず猛然と加速する幾人かに交わされる。後で聞いた所地元出身者でコースを身体で覚えているとか。初参加の自分は無難に巡航、下りきって交差ポイント二度目、今度は真っ直ぐ。

②アップダウン連続、下りをアウターで加速した勢いで上る→ガン漕ぎ→勢いで上る。まさにジェットコースター!

ただし所々連続カーブ有りで勢いが削がれる箇所有り。直進のアップダウンではcerveloの本領発揮で快調に巡航、ブラインドカーブでは経験者や地元選手に張り合わず安全に。

雨のため脱水の恐れは無いもののエネルギー消費は激しいので90㎞のエイドでスペシャルドリンクのモルテンを補給。今回何とここが初めてのエイド!重りになるのでミネラルタブレットは据え置き!まさか「灼熱の皆生」でこんなに水分取らなくても進めるとは予想外。

ジェットコースターを抜けて交差ポイント三度目通過、後は市街地なのでラストスパート……、の筈が忘れた頃に信号ストップ。安全のため交通ルールは順守、雨の中我々と車双方の誘導をして下さるボランティアの皆様ありがとうございます。無事故無違反で無事ゴールへ。

バイク 4:49:43(60位、通過順位92位)

ラン

市街地→海岸→港の順で往復40㎞。

坂は無く平坦、ただし通行止めしてないのでオール歩道!信号ストップ有り!立体交差有り!踏切有り!と過去のどのマラソン大会でも未経験の難所多数!特に駐車場やレストラン等から出入りする車両には注意が必要。スタッフのいない箇所では自ら止まり安全確認すべし。

雨天の視界確保のためバイザー装備、ウエストポーチにはアスリチューン×4と塩飴+塩。

最初5㎞ 市街地では伴走者を引き離すべく力走→信号ストップの繰り返し。Stop&Goはトライアスロンの終盤では中々のダメージに。噂に聞く皆生の洗礼をたっぷりと味わう。経験者の方は信号待ちの間にストレッチ、コールドスプレーによる冷却等慣れた対応多数、赤の時は休憩と割り切る。

市街地ではエイドも歩行者の邪魔にならない様駐車場等を利用。それにしても献身的なボランティアの皆様の心遣いが有難い。ゼッケン確認後必ず名前を呼んでの応援、水を被りたい時は複数人で対応等日本一のボランティアスタッフとの評判は伊達では無いと実感。4000名の皆様大会中はありがとうございました。

5~15㎞ 市街地を抜けて海岸へ、信号の数が減りようやく通常ペースへ、時々雨も上がりエイドでは毎回火照った身体を冷やすためトライスーツのお腹と背中に氷投入→コーラと塩の繰り返し。ただし補給食が全く減らずこのままだとただの重りなので半分だけ破棄、幾人かの前走者を捉えつつ港を目指す、途中前走者や案内盤が見られずコースミスかと不安になるものの通りすがった歩行者の方から「あってますよ」とのアドバイス有り。沿道の方々も暖かい。

15~20㎞ 折り返し前の港を目指す途中またも案内盤が途切れる、前走者も視界にいないため信号待ちを利用して後続の選手が来るか確認、痛いタイムロスだが残りの距離を全力で走るための休憩と割りきる。後続の経験者の方と出会いコース確認後お礼を言って再び前進、折り返し地点で通過確認用のリストバンドを装着後(無いと失格)後半戦へ。

20~35㎞ 往路そのまま折り返し、しかも後続の選手が延々と続くので全力で走る。軽量化のためウエストポーチの中身は塩以外破棄。背中が見えれば抜かせる何時ものリズムにようやくのれたのでとにかく前へ。

35~ゴール 再び市街地へ。ゴール地点は陸上競技場でスタートとは異なるのでコースを間違えないよう再び慎重に走る。陸橋や路線橋、そして最後の難関である踏切へ。手前で聞こえる踏切音に戦々恐々としながら近づくと丁度通過出来たのでまた前走者を捉える。最後の陸上競技場までまたも複数の信号有り。青は駆け抜け赤ではボランティアの方に感謝をのべつつ休憩を繰り返し前へ、競技場では大会前各々が送ったプロフィールの読み上げと共にゴールへ。最後までスタッフの方々の暖かさが沁みる大会でした。

ラン 3:33:17(25位)

トータル9:35:54

総合40位 年代別4位

総括

惜しくも後1人で年代別入賞届かず!しかし出来る範囲でやれることは全てやりました。

スイム

順位的に見れば去年の佐渡と比べて50番程アップ、距離等の違いはあるものの少しはレベルアップ出来たかも。

バイク

腹タオルの成果か平地巡航や上りのペダリングは手応えを感じました。HYPERのホイールも性能面では申し分無く佐渡での長距離戦が今から楽しみです。下りはコースの熟知面も含めて経験不足でした。晴れの場合は気温と交通量が上がるのでまた違った戦い方をする必要がありますが。

ラン

実戦経験と不測の事態に直面しても動じない心がけの2点の重要性を再確認出来ました。後は装備の見直し、ロングのトライアスロンはランよりエイドが多くバイクでも補給するので自前だとただの重りになるかも…、佐渡前に確認出来てよかった。

佐渡の前にロングを完走出来たのはとても大きな成果でした。よい点、改善点も沢山見つかり佐渡前にやるべきことは多々あります。

日本の元祖鉄人レースである皆生大会を無事完走出来てよかったです。惜しむらくは「灼熱の皆生」を体感出来なかったこと、そして土砂降りのためゴール後に自分が完走した姿の写真を取り損なったこと。佐渡があるので何時になるかは分かりませんがこの二点は次回の課題とさせていただきます。

 

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