【レースレポート】E-VAX活動報告矢崎選手:九十九里トライアスロン2023

矢崎選手トライアスロン参戦記2023最終戦

今年も数々のレースに参戦し、佐渡では大願を成し遂げた矢崎選手の2023年最終戦のレースレポートです。

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レース名 九十九里トライアスロン2023

種目 ミドルディスタンス(スイム1.9㎞、バイク91.1㎞、ラン21.1㎞)

天候 晴れ後曇り

気温 20℃

水温 22℃

リザルト スイム41:50(384位) バイク2:34:08(38位) ラン1:33:41(18位) トータル5:01:55

結果 男子総合36位(完走者641人中)

本年度トライアスロン最終戦

去年参加したものの落雷で大会が中止(自力でゴールにたどり着くものの記録無し)、大会名物の焼き蛤も断念。

リベンジのため今年も参戦。猛暑の大会続きの中ようやく秋らしく涼しくなり、スイムの水温は体感的に過去一冷たかったです。

ミドルディスタンスは開始が早いため前泊。昨年電車輪行で苦労したので一週間程前に運搬サービスでバイクをスタート地点付近に配送済み。よって今回競技の前後に宿⇔大会会場の6㎞程ランで自走しました。

佐渡からの変更点は以下3点。

①気温20℃と涼しいので冷却用のアームカバーは無し。

②ナトリウム補給はバイクのミネラルタブレット水+ランのOS-1の水分のみ。今大会はバイクパートのボトルの手渡しがなく、エイドでは自分で継ぎ足しタイムロスになるので水分は持参、今回のバイクボトルはモルテン×1+ミネラル水×1+真水。

③上記のため塩飴及び携帯用の塩無し。

レースレポート

会場入り

朝4時半に宿をスタート。補給食と着替え、バイクに積むモルテン+水+ミネラルタブレット水を背中に背負いながらなので1㎞8分の超スローペースで進む。

夜明け前なので腕にライトを装着、足元を照らすのと自分の位置を走行中の車に知らせるため照らしながら進む。

途中二ヶ所のコンビニのトイレで軽量化、会場到着後配送サービスからバイクを受け取り水と補給食を装着(やっと軽くなった・・)しトランジットエリアへ。バイクの設置とランの準備を済ませゴール後の着替えと手荷物を預けて(スタート地点から結構離れるので事前に運んでもらう)準備完了。

5.95㎞ 50:12(1㎞8分12秒)

スイム

九十九里海岸近くの河川往復1.9㎞。

トランジットエリアから約1㎞程歩いてスタート地点へ、道なりにカーペットは敷いてあるもののそれでも裸足だと痛いのでスイムソックスを着用。

第1~第4ウェーブに別れてスタート、今年は第1ウェーブ。

普段のスイムは集団に混ざり体力温存に勤めるのがセオリーだが第1ウェーブの選手はレベルが高く序盤から引き剥がされる。気を取り直し無理をせず単独巡行。

暫くすると大体同じ実力の選手がバラけて来るので後ろに付き体力温存、佐渡以降少なめの回数の呼吸の泳ぎに変更したため時々ヘッドアップで進路確認。

河川なので行きは上流帰りは下流、上流は全ての選手が体力温存のためかそれなりに集団に食らい付くも下流で離される場面が増える。泳ぎでの巻き返しは難しいので呼吸を整えつつスイムアップ→バイクまでのトランジット区間でダッシュ!事前に履いたままのスイムソックスのお陰で15人程抜かしてバイクパートへ。

スイム41:50(男子641人中384位)

バイク

海沿いの有料道路貸し切りのフラット、TTバイク専用コース。海風が強烈。

近年空気抵抗軽減のため懐にボトル等を入れる選手を見かける。今まで試した事が無いので今大会で実行、自分はボトルではなく元々競技終了後の防寒対策で用意したバスタオルを選択。

結果として平均時速が去年の34.5→35.2㎞に上昇、追い風向かい風共に絶大な効果があり、去年海風で悩まされた身体の冷えも完全にブロック。それと常にお腹にタオルが触れているためか0~3時のペダリングの意識がよりはっきり感じられる。

個人的には腹巻きとしての保温の効果が最も有難いが恐らく佐渡では実行不可能、多分熱中症になる。代わりとしてはやはり佐渡優勝選手の方が装備していたハイドレーションバックが妥当か?!

VAX店長さんやその他の自転車屋さん等に確認したところロードレースでは禁止、トライアスロンでは今のところ明確なルール違反では無いとの事。

特にロングのトライアスロンは真夏日に行われる事が多く、空気抵抗以前に身体の冷却、水分確保(入れ替えの時ボトルゲージが足りない時もしばしば)のためエイドで受け取ったボトルをお腹や背中に入れる選手も見られたためある程度のお目こぼしがある模様。

今後ルールが改正される可能性は有るかも知れない。収穫としては、

①ミドルで初めて平均35㎞以上を体感出来た事。

②バイクその物ではなく自分自身のも空気抵抗を見直す良い経験になった。

佐渡でも今回の九十九里でも上位選手の大半もゴツいTT用のヘルメットを装備していた。夏場は相当熱が籠る筈だが速さと引き換えに我慢しているらしい。検討する価値は有り。

仮に胸ボトル無しでも走れるフォームやヘルメット等の見直しが今後の課題。近々お店に相談にお伺いさせていただきますので店長さんよろしくお願いします。

バイク2:34:08(男子641人中38位)

ラン

フラットなハーフマラソン21.1㎞。エイドにレッドブル有り、佐渡のコーラ感覚で飲み続けると危険なので途中二杯だけいただきました。

スイムの遅れをバイクとランで巻き返すのはいつも通り。ただしミドルディスタンスだと周りのペースも速い。

会場入りランで飲み残したOS-1を飲みきりスタート、バイクで強張った身体をほぐすため最初の1㎞はアップ感覚でキロ5分、その後キロ4:20~30にペースアップ。佐渡より前走者との距離は遠いものの確実に順位を上げつつ前へ。

去年のランコースが雨と落雷で散々だったのに比べ今年は天候も荒れることなく無事ゴール。

一年越しの悲願だった焼き蛤にようやくありつけました。

ラン1:33:41(男子641人中18位)

トータル5:01:55(男子641人中36位)

撤収

帰るまでが遠足。

トライスーツからランニングウェアに着替えバイクを委託サービスに預けた後自走でホテルまで6㎞程自走、濡れたウェットスーツが重い。荷物約2kgを背負いながのランのため1㎞8:40と行きより更に遅い、ダウンというより足腰強化の鍛練になりました。

6.32㎞ 55:14(1㎞8:40)

総括

スイムは単独での弱さが浮き彫りに、温存や脱力だけでなくスピード強化もしなければならない。

バイクはルールの是非は兎も角平均35㎞/h以上を体感出来たのが大きい。あの感覚を忘れず自力で近づくのが今後の課題。

ランはいつも通り。現在ウルトラマラソン等の距離耐性をつけるかそれともスピード練習中心にするか検討中。

今年のトライアスロンはこれで全て終了!

店長さん今年のサポートと応援ありがとうございました。今後も引き続きよろしくお願いします。

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