TOKYO CHALLENGE MARATHON 2025
今年も佐渡に向けて年明けから実戦を積む矢崎選手のフルマラソンレポートです。
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2025年度の初戦としてフルマラソンに出場
大会前の準備ですが新年早々風邪を引きトレーニングを中断→間を空けてトレーニング再開したら大腿筋の肉離れ発生→仕方ないので正月含めて二週間程ラン練習を中断の悪循環
月半ば頃ようやく復調、走り込みを20~25㎞まで伸ばし肉離れ防止のため筋トレとストレッチを徹底。昨年最後のフルマラソン出場時の8割位のコンディションまで回復(体重も56→58kgまで増量…)
場所は荒川河川敷ですが本大会では「選手の自己ベスト」のための配慮が数多く見受けられました
①フルの距離は42.195㎞で多くの大会では端数の0.195㎞分を最初に処理するため小さな折り返しがあるのに対し本大会では約6㎞×7周(写真参照)周回に少組み込まれているので余分な折り返しが省ける
②ペースメーカー(フル2:50 サブ3 3:20 3:30等)付き。ゼネラルドリンクは乳酸飲料だとか、スペシャルドリンクも置ける
③制限時間4時間30分、1~6位までは賞金あり!記録狙いのランナーが多数集まる(2時間半狙いのガチ勢やプロも)
以上の点から大会前はサブ3狙いでしたが今回は体調不良による練習不足のため目標を下方修正、30キロ地点まで3時間20分(1㎞4:45)ペース→残り12㎞全力に変更
補給はウエストポーチにアミノサウルス(ノーマル×2 カフェイン×2)と塩、スタート前にメダリストのカフェイン200
以下レース内容
スタート~30㎞(1㎞4:40~4:50)
1周目~5周目までは以上のペースを徹底!新年度に入りまだ30㎞以上の距離練習がこなせていないので先ずはノルマ達成を目指す
フル3時間20分だと1㎞4:45。ただしペースメーカーの方曰く本日強風のため往路3㎞(向かい風)4:50→復路3㎞(追い風)4:40で帳尻合わせするとの事、ちょっとした変化走に
何時ものレースより押さえ目のペースのため並走のランナーも多く風よけには不自由無し
5㎞毎に塩とゼネラルの乳酸飲料+10㎞毎にアミノサウルス(前半ノーマル→後半カフェイン)を確実に摂取してラスト12㎞に備える
途中の周回で驚異的な速度の上位ランナーに千切られる事しばしば、ペースメーカーの最速はフル2:50だが明らかにそれより速い!しかも走りが軽い!目標タイムのフル3:20のペーサーの方から「あれを目指すなら先ず一歩の滞空時間を伸ばすべし」とのアドバイスをいただきつつ後半へ
30㎞~ラスト(前半1㎞4:30→4:00 後半1㎞4:12~18)
ラスト2周回は兎に角出し切る事を目標に
これまでのペースが4:40~50なので先ずは1㎞毎に10秒ずつ縮める
4:30→4:20と進める内に後ろからフル2:50(1㎞約4:00)のペーサーに追い付かれる
丁度いいので記録狙いの並走者の邪魔にならない様に10m程距離を置いて活用(混ざると給水やラストスパートの混乱に巻き込まれるので)、36㎞迄はとても快調に行けたが相手とは一周遅れ、残り一周6㎞は自力で
ラスト一周目にしてようやく当初の目標のサブ3ペースである1㎞4:12~18まで到達。そのままゴールへ
総括
今回はどうせ不調なら次に繋がる様に色々試してみました
42.195㎞のラストで落とさずむしろ上げられた点では目標達成、周回遅れによる格上のペーサーが活用出来たのは思わぬ収穫でした
後半の補給のジェルをカフェイン入りに変更した点も効果があった様です
次の大会である4月のデュアスロンと70㎞のウルトラのため、そして大目標である佐渡のリベンジのため先ずはラン、バイク共に距離練習を組み立てていく所存です
追伸 風邪で全く練習してないスイムもそろそろどうにかしたい所