2020年モデルでセラミックベアリングを搭載し、より高みへと進化したLOOKのフラグシップペダル、”Keo Blade Carbon”シリーズ。
現在の商品名はチタンアクスルでハイエンドモデルの”Keo Blade Carbon Ceramic Ti”とクロモリアクスルで比較的安価の”Keo Blade Carbon Ceramic Cr”。
てんちょ〜個人はクロモリアクスルが好き。
ペダル全体で全体重+パワーをガッシリ受け止めてくれる感があるから。
もちろんチタン軸も使った経験がある上でチョイスしている。
・セラミックベアリング仕様に変わってからの印象は、よりガッシリとして強固。
・上下死点を通過する際にとてもスムーズな足運びが可能になった。
の2点が強い。
クランクに取り付けたペダルをクルクルと回すととても軽快で、指で強く弾けば『びゅーん!』と高速回転するのも眺めていて痛快。
価格差も前作から+¥2,000程度でコスパも良好。
2020年モデルのパーツとしてはマストバイである。
さて、今回は手持ちの歴代のKeo Blade Carbonを見比べてみた。
暇つぶしにでもしていただければ。
↑上が3代前、下が現行。
↑2代前の同ペダル。
画像がバラバラで申し訳ないw
3代前はベアリング径が小さく、2代前ではベアリングが大口径化。
ベアリング大口径化は当時、非常に効果が高く感じられ、剛性も上がり、ベアリングの耐久性も大きく向上した。
ペダル自体の長寿化も認められた。
残念ながら1代前の物は手元に無いが踏み面のプレートの左右に起伏が設けられた。
クリートの余計なフローティングを抑えるためだ。
たしかに、フローティングクリート(赤)を愛用しているが、足の左右の振りのスカスカ感は小さくなった。
自分はスカスカ動く方が好みなのだが、トルクフルな踏み込みをした時には足がロックされる感じがしてメリットも大きいと感じる。
現行ではベアリング内蔵部に「CERAMIC」の文字がプリントされた。
3代前では板バネとプラットフォームに隔壁が無い。
2代前から隔壁がモールドされた。
剛性と耐久性を向上させるためだろう。
クリートが拾ってしまった砂利などが板バネに噛んでしまい破損が早まるのも防いでくれると思う。
現行のペダルは正に全部乗せ。
加えてセラミックベアリングによる回転の向上と、金属ではないセラミックは強いトルクをかけても潰れたり変形しない。
ペダル軸のたわんだ感じは皆無になった。
元々剛性がかなり高いペダルではあるが、さらなる剛性を獲得している。
ベアリングの馴染みは200kmほども走れば十分に出る。
クルクル良く回るアクスルになる。
非常に良いペダルだ。
てんちょ〜